LA CLAIRIEREとリンクしました。「フランス革命のbefore と after」。
ちょうど今、「フランス革命のbefore と after」なテーマで3000字の文章を書くのに資料を読み始めたところで、また素敵な本を見つけたので、もう少し読み込んだらキーポイントをざっくりまとめたいと思います。
ということで、今日は、革命とはぜんぜん関係ない…
TVA!+sociale!
うっかり足を踏み込むには少々難しい話題ですが、
WALK ON THE WILD SIDE!
まずは…フランスの消費税
TVA(付加価値税)の税率は、ぜんぶで3種類!
TVAは高いらしいですが、どれぐらい高いのか。
(Taxe sur la Valeur Ajoutée)
ほとんどのものは 19.6% (え!)
日常よく買うものは 5.5%
特別扱いなもの 2.1%
興味深い細かーい設定は、
・カフェでテーブルに座ると19.6% カウンターは5.5% とか、
・食料品の税率は5.5%だけど、チョコレートについては原則19.6%、
チョコレート入りのビスケットなどは、
カカオの含有量が50%以上だと19.6%、少ないと5.5%。
ミルクチョコレートやプラリネは贅沢だから19.6%!
でも、板チョコは安いから、まいっか!ということで、5.5%
など。奥深いですねー。
(財務省「フランス - ショコラと消費税」
http://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/mail_magazine/merumaga170729.htm#e)
そして、話題の、TVA!+sociale!
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10 janvier 2012 | par Coline Arbouet
C’est quoi, la TVA sociale ?
Le mot du jour : taxe
Quand tu achètes un jeu ou un tee-shirt, une partie du prix indiqué sur l’étiquette comprend la TVA. Mais c’est quoi au juste la TVA, et pourquoi le gouvernement veut‑il l’augmenter ?
la TVA socialeは、
「社会保障目的での付加価値税」のこと。
ざっくり噛むと、
かつて、フランスの社会保障の主な財源は社会保険料だった。
でも増大する社会保障で赤字が続き、
財源確保のために、社会保障に対応する税の導入を試行錯誤していた。
大きな転機は、1995年に発表され、1996年より策定された、ジュペプラン。
ジュペ首相が始めた一連の社会保障制度改革。
つまり、
保険料引き上げはもうむずかしいし、かといって
保険料を下げるわけにもいかないから…課税だ!てゆうわけです。
深く読むには、こちらのPDFを。
http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/sakuin/kaigai/..%5C..%5Cdata%5Cpdf%5C14698207.pdf
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_1002090_po_f1906c.pdf?contentNo=1
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200810_693/069304.pdf
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最後にフランス語の記事でおさらい。
C’est quoi, la TVA ?
TVA signifie Taxe sur la Valeur Ajoutée.
Ces trois lettres désignent une taxe prélevée sur ce que nous achetons tous les jours, comme le pain ou le journal.
Prenons un exemple.
Tu achètes un jeu à 10 euros : sur ces 10 euros, 8,04 euros vont au marchand de jeux ; cela lui permet
de faire fonctionner son magasin et de se verser un salaire. Les 1,96 euros restants sont reversés par le marchand à l’État. C’est la fameuse TVA. Cette taxe est différente selon le type de produits : les aliments de base dont tu as besoin tous les jours sont moins taxés qu’un poste de télévision par exemple.
C’est quoi, la TVA sociale ?
L’idée nouvelle du gouvernement est d’augmenter la TVA de certains produits, c’est-à-dire la part que le marchand reverse à l’État. On parle de TVA sociale (voir dico du jour) parce que l’argent supplémentaire ainsi récolté servirait à financer la Sécurité sociale : l’organisme qui permet à tous les français d’être soignés gratuitement.
http://1jour1actu.com/france/c%E2%80%99est-quoi-la-tva-sociale/
2012年1月17日火曜日
2012年1月15日日曜日
セヌリエ
パンカラーが作られる映像。ワクワクしますねー。
TVで紹介されていた、印象派ゆかりの画材屋さん。
”セヌリエ”
http://www.sennelier.fr/
”セヌリエ”の始まりは1887年。
化学者ギュスタブ・セヌリエが、
ルーブル美術館の対岸、
セーヌ川左岸に「マガジン・セヌリエ」という画材店を創立。
Sennelier is a French brand of art supplies famous for their hand selected pigments. They produce oil paints, water colors, gouache, pastels, india ink and many other mediums.
Gustave Sennelier opened this art supply store in 1887, near the famous Ecole des Beaux-Arts. Initially, Sennelier sold paints made by various manufacturers; later he chose to produce his own paints using local pigments and binders procured from his travels across Europe. wiki EN
現在、工場はサンブリューに移し、小売店のみセーヌ川沿いに。
多くの美大生や画家が通う老舗のお店。
店員さんが白衣を着ているのは、創業者が化学者であった名残りである。
ふむふむ。
高い絵の具と、高い食材はすこし似ていますね。
使用すれば美味しい絵が描ける。
という訳ではないけれど、その色、その味が欲しい。
顧客は、セザンヌ、ピサロ、ボナード、ピカソなど。
大きな地図で見る
お店の位置は、こちら。
写真など
http://www.magasinsennelier.com/vis_magasins.html
化学かあ。
先日、料理を化学している三ツ星シェフをTVで見ましたが、
つまり、計算できる美+対象者ということになるのかもしれません。
2012年1月13日金曜日
「オペラ座の穴」
「オペラ座の穴」。
90年代アメリカ映画のタイトルのようですが、
パリの地下鉄の入口についてのお話。
<登場人物>
・ギマール 新進気鋭の建築家 33歳
・カシアン=ベルナール ベルギーの建築家
・会社 パリ・メトロ会社 社長はもと土木エンジニア
時代は19世紀。
1900年4月に開催されるパリ万博まであと半年。
メトロ会社は、鉄道会社が進めていたオルセー駅のような瀟洒な駅舎とは違う、新しい時代にふさわしい、新たな駅の出入り口のデザインを探していた。
Panorama sur le site de l'exposition universelle de 1900 depuis le
1900年2月頃、ギマールが設計担当に抜擢される。
ギマールは、アール・ヌーヴォー独特の曲線を用いながら、限られた日数で工場生産できるようにデザインを標準化。
1900年7月、4月の万博開催には間に合わなかったものの、メトロ1号線開通!
当初の予定の3種類にこだわらず、ギマールは駅の機能や場所の個性に応じて、5種類以上の上屋をデザイン。
La ligne 1 à la station Bastille, en 1903.
1904年、メトロ3号線の開通に合わせて、普通ならオペラ座駅にもギマールの作品が飾られるはずだった。
しかし、パリ・メトロ会社は、オペラ座にはギマールのデザインがふさわしくない!と判断し、カシアン=ベルナールというボザール※1でローマ賞※2をとった建築家にオペラ座駅のデザインを依頼する。
その結果はどうだっただろう。
旧・オペラ座のほぼ中央に、石造りの一見なんの建物なんだかよくわからないような出入り口が作られた。
これが、「オペラ座の穴」、物語のはじまりである。
ギマール VS ベルナール!
まず、
ベルナールのデザインを擁護したのは、『フィガロ』紙だった。
ギマールのデザインを、「曲がりくねった手すり」や「歪つ」と評し、ベルナールのデザインは「シンプルで、芸術的で、趣味がよい」としている。
そして、『フィガロ』紙の一面(!)にこの記事が掲載された一週間後、『プレス』紙が、日露戦争の速報に次ぐ大きな扱いで反論する。
『プレス』紙の記事のタイトルは、「オペラ座の穴」(!)。
「先頃、オペラ座広場のメトロ工事現場の囲いが取り外された。(略)この国立音楽アカデミーの正面に巨大な穴が」で始まるギマール擁護の記事は、
「ベルナールのこの作品は、ルイ十五世様式かルイ十六世様式かはっきりしない鈍重なデザインで、オペラ座とまったく調和していない」と続く。
同じ記事内には、ギマールのインタビューもあり、メトロ会社と設計費が高い!ってもめたから、その腹いせに、会社はベルナールに頼んだんだ、なんていうようなことも言いつつ、
「オペラ座はネオバロック様式(第二帝政様式)」であり、ベルナールの様式(ルイ十五世様式かルイ十六世様式かはっきりしない様式)とは調和していないと答えている。
そして、
「しかしこの穴はなんたることか! この劣悪な穴は」
「この恥さらしの穴」
と締めくくる。
という、パリ都市景観の物語。
個人的には「調和」というキーワードと、デザインの「美」に対して、パリの人たちの真摯な情熱に敬意を。そして、オペラ座の前でその「穴」をくぐる時、歴史の「穴」であることも感受したいです。
以上、「オペラ座の穴」の物語。
文章は『近代都市パリの誕生』北河大次郎 p.207~をざっくりまとめています。写真はwikiやグーグルです。
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※1 エコール・デ・ボザール(Ecole des Beaux-Arts, Ecole nationale superieure des Beaux-Arts)は19世紀パリに設立されたフランスの美術学校である。350年間以上にわたる歴史があり、建築、絵画、彫刻の分野に芸術家を多く輩出してきた。現在は建築がここから切り離されている。wiki
※2 ローマ賞(フランス語:Prix de Rome)は、芸術を専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度である。wiki
90年代アメリカ映画のタイトルのようですが、
パリの地下鉄の入口についてのお話。
<登場人物>
・ギマール 新進気鋭の建築家 33歳
・カシアン=ベルナール ベルギーの建築家
・会社 パリ・メトロ会社 社長はもと土木エンジニア
時代は19世紀。
1900年4月に開催されるパリ万博まであと半年。
メトロ会社は、鉄道会社が進めていたオルセー駅のような瀟洒な駅舎とは違う、新しい時代にふさわしい、新たな駅の出入り口のデザインを探していた。
Panorama sur le site de l'exposition universelle de 1900 depuis le
1900年2月頃、ギマールが設計担当に抜擢される。
ギマールは、アール・ヌーヴォー独特の曲線を用いながら、限られた日数で工場生産できるようにデザインを標準化。
1900年7月、4月の万博開催には間に合わなかったものの、メトロ1号線開通!
当初の予定の3種類にこだわらず、ギマールは駅の機能や場所の個性に応じて、5種類以上の上屋をデザイン。
La ligne 1 à la station Bastille, en 1903.
1904年、メトロ3号線の開通に合わせて、普通ならオペラ座駅にもギマールの作品が飾られるはずだった。
しかし、パリ・メトロ会社は、オペラ座にはギマールのデザインがふさわしくない!と判断し、カシアン=ベルナールというボザール※1でローマ賞※2をとった建築家にオペラ座駅のデザインを依頼する。
その結果はどうだっただろう。
旧・オペラ座のほぼ中央に、石造りの一見なんの建物なんだかよくわからないような出入り口が作られた。
これが、「オペラ座の穴」、物語のはじまりである。
ギマール VS ベルナール!
まず、
ベルナールのデザインを擁護したのは、『フィガロ』紙だった。
ギマールのデザインを、「曲がりくねった手すり」や「歪つ」と評し、ベルナールのデザインは「シンプルで、芸術的で、趣味がよい」としている。
そして、『フィガロ』紙の一面(!)にこの記事が掲載された一週間後、『プレス』紙が、日露戦争の速報に次ぐ大きな扱いで反論する。
『プレス』紙の記事のタイトルは、「オペラ座の穴」(!)。
「先頃、オペラ座広場のメトロ工事現場の囲いが取り外された。(略)この国立音楽アカデミーの正面に巨大な穴が」で始まるギマール擁護の記事は、
「ベルナールのこの作品は、ルイ十五世様式かルイ十六世様式かはっきりしない鈍重なデザインで、オペラ座とまったく調和していない」と続く。
同じ記事内には、ギマールのインタビューもあり、メトロ会社と設計費が高い!ってもめたから、その腹いせに、会社はベルナールに頼んだんだ、なんていうようなことも言いつつ、
「オペラ座はネオバロック様式(第二帝政様式)」であり、ベルナールの様式(ルイ十五世様式かルイ十六世様式かはっきりしない様式)とは調和していないと答えている。
そして、
「しかしこの穴はなんたることか! この劣悪な穴は」
「この恥さらしの穴」
と締めくくる。
という、パリ都市景観の物語。
個人的には「調和」というキーワードと、デザインの「美」に対して、パリの人たちの真摯な情熱に敬意を。そして、オペラ座の前でその「穴」をくぐる時、歴史の「穴」であることも感受したいです。
以上、「オペラ座の穴」の物語。
文章は『近代都市パリの誕生』北河大次郎 p.207~をざっくりまとめています。写真はwikiやグーグルです。
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※1 エコール・デ・ボザール(Ecole des Beaux-Arts, Ecole nationale superieure des Beaux-Arts)は19世紀パリに設立されたフランスの美術学校である。350年間以上にわたる歴史があり、建築、絵画、彫刻の分野に芸術家を多く輩出してきた。現在は建築がここから切り離されている。wiki
※2 ローマ賞(フランス語:Prix de Rome)は、芸術を専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度である。wiki





