2015年3月23日月曜日

応用:半過去は「写真」です。

さて、きょうの復習は、
応用編 3月号 P.100「半過去」について。

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 【 清岡先生の解説 】

・半過去形の心理的視点は「過去のどこか」にある

・複合過去の視点は「現在」にある
  
(まいフラ 応用編 3月号 P.100-P.101)

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前にも書きましたが、
「半過去」=「写真」です。
  
複合過去と半過去についての清岡先生の上記の解説を「半過去」=「写真」の定義をもとに読み解くと、以下のようになります。

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想像してください。(Imagine all the people♪)

今、あなたは「飼い犬とよく散歩した頃の写真」を手にしています。

<例文>

・Tous les matins, je faisais une promenade avec mon chien.
 毎朝、ボクは飼い犬と一緒に散歩したものだ(cf.フラ語ホドがあるp.164)
 
 
この例文が、誰か他の人の「写真」=「半過去」になっても同じことです。

<例文>

・Tous les matins, Tarao faisait une promenade avec son chat.
 毎朝、タラオは飼いネコと一緒に散歩したものだ。


上記2つの例文は「過去の習慣」としての半過去です。

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では、「過去の継続」としての半過去をどうとらえるか。
継続の場合は、「半過去」=「舞台セット」と考えるととてもわかりやすいです。
 
 
想像してください。( It's easy if you try♪)

今、舞台上ではタラオがテレビを見ています。そこへサザエがやってきました。

<例文>

・Quand Sazaé est entrée dans la chambre, Tarao regardait la télé.
 サザエが部屋に入ったとき、タラオはテレビを見ていた。(cf.フラ語ホドがあるp.164)


この「半過去」=「舞台セット」が他のシチュエーションになっても同じことです。
たとえば、週末、桜を観にいこうかなあと思っていたところ、雨が降ってしまいました。

<例文>
 
・Comme il pleuvait, je ne suis pas sorti(e).
 雨が降っていたので、私は外出しませんでした。
 
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というわけで、
 
複合過去の視点は「現在」=「主人公」にあり、
半過去形の心理的視点は「過去のどこか」=「舞台装置」や「写真」にある。

未来の自分へ。もっとわかりやすい定義を見つけたら、すぐ教えてください。

はい!
  
感受、感謝。