2015年2月20日金曜日

俳句:「切れ字」の訳し方

いま、
高浜 虚子『俳句の作りよう』(kindle ¥0)を
三分の一ぐらいよんだところ。
  
no.314ページに句作法のポイントが2つ書いてある。

1つは、眼でみること
2つめ、心で考えること

つまり、眼で見たものに心の動きをのせるといいのかな。
 
「白夜」は秋の季語だから季語から作ろうか、
日本語で作ってフランス語に訳すのがいいのか・・・。

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英語で芭蕉の句を解説しているVTRを見つけた。
https://www.youtube.com/watch?v=VJHCGPp4G4k

The ancient pond—
A frog jumps in,
The sound of the water

解説をざっくりまとめると、
・日本の季語は外国人にはわかりにくい。
・芭蕉の見た池をTHE(特定の池)と訳しているのが面白い
・「音」をsound と訳している
・そのsoundから蛙のおおきさを想像する
・pond—の「—」は切れ字の「や」を表現している 古池や
・あんな短い詩のなかで「間(ま)」は必要ですか?
・一瞬の「間(ま)」が聞き手の想像力を刺激する
・その「間(ま)」が古池の静けさを伝える時間にもなる

・西洋の詩にはリズムや旋律がある
・英国の詩人 ウォルター・デ・ラ・メアの「銀」の冒頭
 
Slowly silentry,now the moon
Walk the night in her silver shoon;
This way,and that,she peer,and sees
Silver fruit upon silver trees;

・英語詩は韻をふまないといけないのでむずかしい。
・韻は耳に心地いい
・歌手は歌詞を覚えるたすけになる

感受、感謝。