2012年1月10日火曜日

建築13 ぷち万博


1889年のパリ万博は、革命100周年。

この博覧会にあわせて建てられた、エッフェル塔

建設中のエッフェル塔(1888年8月21日撮影)wiki

『パリ 名建築でめぐる旅 』のp118あたりを、
ざっくりまとめますと

La tour Eiffel


・73000トンの鋼鉄による新時代の建築

・総重量10100トン

・3層構造(2階はレストラン)

・基礎部分の幅は125m
(これは旧オペラ座の最大幅と同じですね)

・地味にすごいのは、斜めに昇るエレベーター!

・当時、世界でいちばん高い建物だった。
(当時、312メートル。現在は、324メートル)


個人的に注目する人物は、
モーリス・ケクラン
23歳でエッフェル社鉄骨構造物研究部長となり、技師のエミール・ヌーギエや、建築家のステファン・ソーウェストルとともに、エッフェル塔の設計案や鉄骨構造の計算に協力した。wiki

ケクランによるエッフェル塔の素描。1884年頃
Croquis du concept de pylône en métal, 1884



そして、E塔だけではなく、
パリ万博と建築は関連が強く

★1878年のパリ万国博覧会では、シャイヨー宮.。
(会場。セーヌ川を挟んで右はシャイヨー宮とトロカデロ広場(現在のシャイヨー宮は1937年万博の時に改造されたもの)、左がシャン・ド・マルス(現在エッフェル塔が立っている)wiki)


★1900年のパリ万国博覧会では、グラン・パレとプティ・パレ
     

グラン・パレGrand Palais
(ファサードは初期のボザール建築の典型例とされ、メインの屋根は鉄とガラス wiki)


プティ・パレPetit Palais
(イオニア様式の石柱や、壮大な入り口とドーム屋根は、川の対岸にあるアンヴァリッドと呼応している。wiki)

グラン、プティ、設計はどちらも、シャルル・ジロー。


そして、シャイヨー宮は、次の章にも関係があるのですが…
それは、また明日た!