2009年7月3日金曜日

麦茶とヒポクラテス

〆(・愛・ )

はと麦茶が美味しいです。ぐびぐび。

フランス語で「麦茶」は…

Wikipediaによると Café d'orge
プチロワイヤルは Thé d'orge


〆(・愛・ ) … コーヒーと紅茶! うーむ。
(ま、こまかいことは気にしない気にしない。くわしいことは未来のボクに訊いてみよう! おー!)


◆ Café d'orge  「麦茶」 wiki.fr

Le café d'orge, tisane d'orge grillée, est à base de grains d'orge pilés et torréfiés. Il ne contient par conséquent pas de caféine. Très désaltérante, au goût très léger de pain lorsqu'elle est peu infusée, cette boisson peut aller jusqu'au goût prononcé de café.

C'est une boisson populaire en Italie, où elle est connue sous le nom de caffè d'orzo.

On la consommait en France durant les deux guerres mondiales où elle était un ersatz (rappelant le thé ou le café).

Sous le nom de mugicha (麦茶), elle est très consommée au Japon en été ; on la trouve sous la forme de grands sachets à plonger dans l'eau froide. On peut cependant la boire chaude en hiver.

tisane n.f.煎じ薬、ハーブティー
torréfier [コーヒーなど]焙じる,炒る
désaltérer ・・・の乾きをいやす,渇いたのどを潤す
infuser [薬草,茶など]を熱湯に浸す,煎じる 
 ←infusion 1.ハーブティ 2.煎じること
à goût de +無冠詞名詞 ・・・の味がする

ersatz (ドイツ語)
1.代用食品;代用品 ersatz de café 代用コーヒー


◆ 「麦茶」 wiki.jp抜粋

麦茶(むぎちゃ)は、搗精し焙煎した大麦の種子を煎じて作った飲料である。麦湯(むぎゆ)ともいう。茶葉を使用していないため、厳密に言えば茶ではない。カフェインを含んでいないため、幼児が飲むのにも適している。

季節としては夏、冷やしたものがよく飲まれる。冬でも温めて飲む場合もある。体温を下げることや、血流を改善する効果が知られている。地方によっては、砂糖や塩を入れて飲むこともある。

日本の麦湯の歴史:
麦湯は、平安時代より貴族が飲用していたとされる。以後、室町時代まで貴族が飲用し、戦国武将にも飲まれた。江戸時代には屋台の「麦湯売り」が流行した。天保に書かれた『寛天見聞記』には「夏の夕方より、町ごとに麦湯という行灯を出だし、往来へ腰懸の涼み台をならべ、茶店を出すあり。これも近年の事にて、昔はなかりし也」とあるように専門店である「麦湯店」も出現した。これは麦湯の女とよばれる14~15歳の女子が、一人で食事もなにもなく麦湯のみを4文ほどで売るものであった。なお大麦の収穫時期は初夏であり、獲れたての新麦を炒るのが美味であるため、夏の飲料とされた。明治時代に麦湯店もはやると同時に庶民の家庭でも炒り麦を購入し飲用されるようになった。

ヒポクラテスの煎じ薬:
麦茶に類似したものについて、古代ギリシアの医聖ヒポクラテスによる治療法の処方文献に、発疹した患者に発芽した大麦の煎汁を飲用させ排尿量を増やすというものがあった。 ギリシア語で "ptisane" と呼ばれたこの大麦煎湯は、原液のまま、あるいは稀釈や濾過により飲みやすくしたものが飲用されたという。

"ptisane" とは、"ptisane" = 脱穀に由来する語。 のちにラテン語の "ptisana"(大麦湯、精白した大麦)となり、フランス語 "tisane"(ティザーヌ、ハーブ茶)の語源となった。


◆ ヒポクラテス wiki抜粋


Hippocrate le Grand ou Hippocrate de Cos(né vers 460 av. J.-C dans l’île de Cos – décédé vers 370 av. J.-C à Larissa) est un médecin grec du siècle de Périclès, considéré comme l'une des grandes figures de l’histoire de la médecine.
ヒポクラテス(英語表記:Hippocrates , 紀元前460年 - 紀元前377年)は古代ギリシアの医者。エーゲ海のコス島に世襲制の医者の子として生まれた。各地で医学を学んだ後、コス島の医学校の指導者となり、多くの著書を残す。彼の功績で最も重要なことは、原始的な医学から迷信や呪術を切り離し、科学的な医学を発展させたことである。この業績から「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」と呼ばれる。また医師の倫理性と客観性を重んじ、これは「ヒポクラテスの誓い」として現在まで受け継がれている。

人生は短く、技芸は長い "ο βιος βραχυς , η δε τεχνη μακρα"
と言う言葉もヒポクラテスのものとされている。「技術、実学」を意味する τεχνη が英語では art になるため芸術と訳されることも多いが、これは誤訳である。


〆(・愛・ )
そういえば、「麦酒」はビールだったなあ。

◆ ビール wiki抜粋
La bière est une boisson alcoolisée obtenue par fermentation, fabriquée à partir d’eau, de malt (céréale germée, très généralement de l'orge, parfois du froment ou du seigle) et de houblon. wiki

多くの場合、大麦の麦芽を原料とし、その他にはアサ科のホップやトウモロコシ、米等が使われる(ただしドイツでは、1516年に施行された純正令(Reinheitsgebot)により、ラガービールには麦芽以外にはホップしか使えない。エールには規定はない)。


語源

英語:ビア, beer(en:beer)と、エール, ale(en:ale)の2種類の言葉があり、エールの方が古い

ale系
:インド・ヨーロッパ祖語の、alu-(酔う、魔術的な、など)から来ている。
ゲルマン語:aluth-
フィンランド語:olut
エストニア語:olu
デンマーク語・ノルウェー語:ol
スウェーデン語:öl
ラトヴィア語/リトアニア語:alus

beer系
ラテン語:bibere(飲む、動詞)が起源
古英語ではビアとエールは違い、ビアは今のサイダー(林檎酒)だったとする説もある
ノルマン・コンクエストの後、一時“beer”は無くなるが、麦芽飲料をさす呼称として間もなく再現する。
スペイン語、ポルトガル語では、ラテン語:cervisia(ケレスの力)から派生
他の西ヨーロッパ語(幾つかの東ヨーロッパ語)は英語:beerと似た言葉を使う
スラヴ語派諸国では、スラブ語:"pivo"の派生系を使う

歴史:
その歴史は古く、既にメソポタミア文明のシュメール人により大麦を使い作られていた。ちなみにシュメール人はワインの製法も開発している。紀元前3000年頃に古代エジプトにビールの製法が伝わった。


〆(・愛・ ) ふむふむ。シュメール人!

シュメール人も「麦酒」を作る前は「麦茶」を飲んだのかなぁ。

感受、感謝!