2015年8月4日火曜日

探訪:清岡先生のパリ案内3


LA CLAIRIERE 元記事:
 8月4日(火)「10:30に 」
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/08/blog-post_4.html


清岡先生の「10:30に」に描かれている視点と、1831年に書かれたフランスの詩人アルフレッド・ド・ヴィニーの詩『パリ』*注1 に描かれている視点には何か似たようなものを感じる。

Que vois-tu dans la nuit, à nos pieds, dans l'espace, Et partout où mon doigt tourne, passe et repasse ?  - Alfred Vigny

アパルトマンの6Fから清岡先生が見たのは空の微妙なグラデーション。
無理かな? と先生は書いてけれど、手のひらのiPhoneでも屋根のでこぼこや空の微妙なグラデーションを見ることができる。

 
夏時間のパリと東京の時差は7時間。
Le décalage horaire entre Tokyo et Paris est de sept heures.

でも、清岡先生のブログや国際宇宙ステーションISSにいる油井飛行士のつぶやきを感受する時は「時差」という概念を忘れている。

今、それぞれの時間、それぞれの場所にいる。

*1
PDF:
19 世紀フランス文学における都市と俯瞰 - 東京外語大学論集
http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/52012/1/acs078003.pdf