2012年8月2日木曜日

ワイン6 食べるか飲むかブドウの木




さて、休憩。

昨日から引き続き、
ワインの原料である、ブドウについて。

日本で栽培されているブドウの80%は食べる用
ヨーロッパでは、80%がワイン用です。

(教科書は P56-57)

そもそも、ブドウはざっくりわけると
2種類!


ワイン用:ヨーロッパ系
おもに、ワインにして飲むブドウ
酸味◎ 甘味◎

食べる用:アメリカ系
おもに、そのままデザートとして食べる
酸味△ 甘味◎


ワイン用のブドウ:
酸味甘味ともに強く、そのまま食べても美味しい!
が、皮がはがれにくく、食べにくい。涙

食べる用のブドウ:
ワインにしない理由は、独特の香りがある為。
皮がはがれやすく食べやすい。

ふむふむ。

でも、実は、

ぶどうの根っこは(ルーツ)は
なんと、アメリカに!

19世紀後半、フランス。
大切に栽培されてきたブドウの木が
アメリカからやってきた害虫によってほぼ全滅の危機に!
その時、その害虫に強い、アメリカ系のブドウの木を台木にして
ヨーロッパ系のブドウを継木することで、絶滅をまぬがれたのです。

もしかしたら、
ここがワインの転換期なのかもしれませんね。

最後に樹齢の話。

木の年齢
0歳 苗木の植え付け
3歳 ワインを作れるくらい実が出来る
5歳 若い木から作られるワインは味が軽め
10-30歳 樹齢を重ねるごとに収穫量は↓減るが深みや複雑さは↑増す。
80歳 そろそろ植え替え

なんだか、小説家や映画監督とすこし似ていますね。

ということで、次回からはいよいよ
赤白、御三家ワインを細かく研究していきます!