今日は「ランク」のお話です。
いわゆる「格付け」というものです。
ランクはEUで決められているなんて知りませんでした!
さて、なぜ、「格付け」、「ランク」などを決めることになったのか。
それは、1930年代、不作の時に、有名産地を語る、悪徳ワイン業者がいたからだそうです。
(あ、教科書は、P13-14です)
1935年にAOC法が制定されました。
A O C
ああ おい しー!
の略です。
と言いたいところですが、実は違うんですが、ムズカシイことは覚えてもしょうがないので、オイシイところだけチェックしようとおもいます。
AOCの規定 [wiki]
生産地域 : その産地内でできたブドウ100%で作られている。
品種 : ブドウの品種に関しても使用の可否に規定があるので、それが守られていること。
最低アルコール度数 : 収穫期のブドウの糖度にも規定がある。
最大収穫量 : 1ha当たりの最大収穫量が規制されている。
栽培法 : ブドウの樹齢が5年を経過していること、など。
剪定法 : ブドウの樹の種類を考慮し、産地によっても異なる。
醸造法 : 発泡ワインには特別に規定がある。産地によって異なる。
熟成法 : ボジョレー・ヌーヴォーの発売日や、発泡ワインの熟成法は特に厳密に定められている。
試飲検査 : AOCワインのすべてが、試飲検査を受けなければならない。
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フランスワインの「格付け」は、まず、2つに分類されます。
そのなかで、上ランク、下ランクがあり、全部で4つ。
A.指定地域優良ワイン
1.「最高級ワイン」
AOC 厳しい基準を満たしてます。(あーおいしーの略です。)
2.「上級ワイン」
AOVDQS 一定の基準を満たしています
B.日常消費用ワイン
3.「地方のワイン」
Vin de pays 限定された産地で作られたもの
4.「テーブルワイン」
Vin de Table 産地の異なるワインをブレンドしたもの
「格付け」は、ラベルに記載されています。
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では、さっそく実践です。が、その前に!
★※ポイント!
ラベルに「AOC」とは書いてありません!
A-1: AOCワイン
「Appellation 〇〇 Contrôlée」と記入されています。
〇〇の部分は産地名が入る場合/入らない場合があります。
A-2:「指定された産地名+VDQS」と表示される場合が多い
B-3:「Vin de Pay+産地名」
B-4:「Vin de Tabel」
-----------問題:1--------------
なかなかラベルが見やすい画像がないのですが、
見えますかねー(写真をポチっとすると拡大)
-2010-
CHABLIS の下に
Appellation 〇〇 Contrôlée ←これがおいしー!(でも高い!笑)目印です。
シャブリ 2010年 エミール&ルイ・シュヴァス社
69区画もの畑から厳選された葡萄のみのブレンドによって造らています。葡萄樹の平均樹齢は45年。これらの殆どの畑は丘の斜面の下部に位置しています。この部分にはキンメリジャンが最も地中深くまで堆積しており、この土壌がオレンジ、リンゴ、またグレープフルーツ等の柑橘系の香り、そしてミネラル感を生み出しています。
辛口の味わいはソースのかかった魚料理、シチューやチキンのクリーム煮、牡蠣や羊のチーズなどと相性がバツグンです。14~15℃でお楽しみ下さい。
(http://store.shopping.yahoo.co.jp/wineuki/0102052001117.html)
-----------問題:2--------------
こんなくるくる文字でも、もう怖くないですね!
Vosne-Romanée ←大きな文字の「ヴォーヌ・ロマネ」の下に
Appellation 〇〇 Contrôlée ←おいしーマーク!
ヴォーヌ・ロマネ[1970]年蔵出古酒 ドメーヌ・グロ・フレールグロファミリーのひとり!ベルナールの36年もの年月を経た希少な蔵出し古酒
(http://store.shopping.yahoo.co.jp/wineuki/0102021000547.html)
ヴォーヌ・ロマネはこんなところです。
ヴォーヌ=ロマネ (Vosne-Romanée)は、フランスのブルゴーニュ地方コート=ドール県南部にあるコミューン。
ひゃー、最高ですね。
こんな可愛い教会もあります。
-----------問題:3--------------
これは、どうでしょうか。
くるくる文字の下に、
Vin de Pay+ de ほにゃらら とありますね!
キュヴェ・ド・ミシャール ブラン 2010年 コントトロザン ヴァン・ド・ペイ
英仏両方での表示・棚並びの美しいボトルの採用、デザインやカートンにまで及び味わいと共にそのスタイルを確立しています。あのジャンシス ロビンソン氏「掘り出し物」と推奨する本格的なワインです。
(http://store.shopping.yahoo.co.jp/wineuki/2300002000328.html)
いやあ。ワインの旅。
すこしずつ分かると、楽しくなってきました。
明日は「ワイングラス」の話です。
ワイングラスの形に意味があるなんて知らなかったです!
感受、感謝。