「悲しみよ、こんにちは!」
自分でもこんなにしっかり読むと思わなかったので、安東次男訳の状態のよさそうなのがあったら買いたいなあと思いつつ。
今日は原書のp12の真ん中のちょっと下。
今日のきーわーもは、quoi que ce soitです。
Nous étions d'ailleurs trop heureux de partir, mon père et moi, pour faire objection à quoi que ce soit.
「もともと私たち…父と私とは『出発する』ということに夢中になっていたので、何事にであれ意義を申し立てるどころではなかったのだ」朝吹p7
「だいいち父もわたしも、ヴァカンスにでかけるのがうれしくてならず、何ごとであれ反対するような気分ではなかった」河野p10
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「何事」「何ごと」と訳されていますが
ぷちろわによると、quoi que ce soitは、大きく2パターン。
▼1)[肯定文で] 何でも
- Mettez quoi que ce soit de prècieux dans le sac de Tarao.
- なんでも貴重品はタラオのカバンに入れなさい。
(確かに…タラちゃんのカバンなら盗まれなさそうですね)
▼2)[否定表現で] 何も
- Ne touche pas à quoi que ce soit dans le bureau de Namihei.
- ナミヘイの書斎のどんなものにも手を触れてはいけない。
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暗唱しておぼえるのにいい例文が、仏和大に載っていました。
- Si vous avez besoin de quoi que ce soit
- 必要なことがあればなんでも
(3回唱えたら、すっかり覚えました)
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さらに、quoi que ce soitの親戚も発見。
▽qui を使う
- avec qui que ce soit que tu viennes
- 君が誰といっしょに来ようと
- Il ne faut pas dire cela à qui que ce soit
- それを誰にも言ってはいけません
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何であれ、夢は追いかけたいものですね。
と、無理やりまとめたところで、どろん! 感受、感謝。