FRANCOISE SAGAN PIERRE DESPROGES LE PETIT...
「悲しみよ、こんにちは!」 まだ、P11です。
純粋にサガンの文章の中を旅するのが楽しいです。
初めて「自然と人生」を読んだ時の衝撃に似ています。
よくわからないけれど、なんだか深いことが書いているのがわかる空気感。
もっとフランス語が理解できれば読み解けるかもしれないという憧れと、
憧れまでの距離感を埋めたいという未熟な感情のまま、今日の一文です。
J'avais moins vite admis qu'il en changeât tous les six mois!
「けれども、父が六ヶ月おきに女を替えることを認めるには、少し長い期間を要した」朝吹 p6
▼changeât はchangerの接続法半過去。
J'avais moins vite admis que このまま覚えておくと、使えそうな文章ですね。
ふむふむ。
▼admettre que [接続法] …を仮に[いちおう]認める、仮定する
例文をあげると、
- Namihei n'admet pas que sa fille sorte avec un garcon.
- ナミヘイは娘が男の子とデートするのを許さない。
なかなか厳しい父親だったのですね。
admettre que [直説法]は、(真実、事実、妥当なものとして)認める
admettre que [接続法]は、(譲歩して)認める
ああ、もっと言葉を知っていればという瞬間は日常生活でもありますよね。
言葉は、形のあるものなのだと再認識した、朝の4時20分。感受、感謝。