2012年4月8日日曜日
ポール・エリュアール
さて、心も新学期。はじめるなら今なんだと思います。
何か…フランス語の原書で読もう!と、amazonで1冊注文しました。
邦題は、『悲しみ よこんにちは』
フランソワーズ サガン「Bonjour Tristesse」です。
(上の画像は、DVD『悲しみよ こんにちは』のタイトル画像、デザインはソウル・バスです。かっこいいー。)
日本語版を眺めていると、この本は詩人Mさんにも影響を与えたのではないかなあと思う箇所がいくつかあることに気がつきます。谷川×イトイ対談で語られているように、「ほんとに大事なことは、とっくに書かれてる」 のですが、何千年経ってもキラキラする感情は海のように、そこにあるのかもしれません。
で、
「Bonjour Tristesse」を読む前に(まだ届かないので…)、
「Bonjour Tristesse」1954の父を訪ねることにしましょう。
ポール・エリュアール(Paul Éluard, 1895年12月14日 - 1952年11月18日)は、フランスの詩人。
Bonjour tristesse est le premier roman de Françoise Sagan, publié en 1954 alors qu'elle n'a que 18 ans. Son titre est tiré d'un vers de Paul Eluard.
『悲しみよ こんにちは』というタイトルはここから生まれました。
Adieu tristesse
(Paul Eluard)
Adieu tristesse
Bonjour tristesse
Tu es inscrite dans les lignes du plafond
Tu es inscrite dans les yeux que j'aime
Tu n'es pas tout a fait la misère
Car les lèvres les plus pauvres te dénoncent
Par un sourire
Bonjour tristesse
Amour des corps aimables
Puissance de l'amour
Dont l'amabilité surgit
Comme un monstre sans corps
Téte désappointée
Tristesse beau visage.
[La vie immédiate, 1932]
何が感電するかというと、最初に「さようなら」。というわけです。でもすぐ「こんにちは」(!)。感受、感謝。