2009年6月5日金曜日
黄金の馬車賞
"Les 400 coups" de François Truffaut avec Jean-Pierre Léaud.
Une famille aux quatre cents coups
LE MONDE 02.06.09 15h22
La projection des Quatre Cents Coups au Festival de Cannes, le 4 mai 1959, fut un véritable triomphe. A la sortie du Palais, le jeune acteur Jean-Pierre Léaud est porté à bout de bras dans une bousculade pour être présenté aux photographes. Paris Match parle d'un "festival des enfants prodiges", Elle, de "la renaissance du cinéma français". La "Nouvelle Vague", expression employée pour la première fois par Françoise Giroud dans L'Express dès 1957, connaît sa consécration officielle. Les organisateurs du Festival n'ont pas à regretter d'avoir choisi deux trublions, François Truffaut et Alain Resnais (Hiroshima, mon amour), pour représenter la France, plutôt que des valeurs sûres comme Claude Autant-Lara, Marcel Carné ou René Clair.
projection n.f.映写
à bout de bras dans 腕を伸ばして;懸命に
bousculade (←bousculer)
1.押し合いへし合い 2.大騒ぎ ぷちろわ
・être pris dans la bousculade du métro 地下鉄のラッシュにひっかかる 仏和大
trublion n.m.種をまく人,扇動家
"Nouvelle Vague" wiki
Le terme apparaît sous la plume de Françoise Giroud dans L'Express du 3 octobre 1957, dans une enquête sociologique sur les phénomènes de génération.
plume n.f. 1.(鳥の)羽根 2.ペン先 3.文筆
詳しいことは、この記事↓がとても面白いです。
「ヌーヴェルヴァーグ、乗り越えるべき遺産」
フィリップ・ペルソン 訳:にむらじゅんこ
http://www.diplo.jp/articles09/0902-4.html
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◆『大人は判ってくれない』 wiki抜粋
・『大人は判ってくれない』(おとなはわかってくれない、原題:LES QUATRE CENTS COUPS、直訳すると『400回の殴打』)は、フランソワ・トリュフォー監督の最初の長編映画。
・1959年に発表したトリュフォー自身の幼少時代の自伝とも言うべき作品。 全編モノクロ。 狭い家の中と、ポスターを盗むシーン、ラストシーンの最後のカットが印象的な作品である。
・これを見たジャン・コクトーは「わがフランソワ君、君の映画は傑作である。奇跡のようなものだ。親愛のキスを送る」という賛辞を彼に送った。
・同年、当時の文化大臣 アンドレ・マルローの推薦を受けてカンヌ国際映画祭に出品し、監督賞を受賞。一躍「ヌーヴェルヴァーグ」の旗手として知られるようになる。
・この作品の成功に続き、いわゆる「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズを次々と発表する。wiki
wikiに載っていた解説↓
ふむふむ。もういちど観てみようっと。
解説:
・散歩中の生徒たちが列から抜けて逃げ出すシーンは
ジャン・ヴィゴ監督の『新学期・操行ゼロ』のパロディー。
Zéro de conduite est un film français de Jean Vigo, sorti en 1933.
・アントワーヌが両親と一緒に見に行った映画は
ジャック・リヴェット監督の『パリはわれらのもの』であるが、当時はまだ完成されていなかった。
Paris nous appartient est un film français réalisé en 1958 par Jacques Rivette et sorti en 1961.
・アントワーヌが盗む映画館のポスターは
イングマール・ベルイマン監督の『不良少女モニカ』。
Un été avec Monika ou Monika et le désir (Sommaren med Monika) est un film suédois réalisé par Ingmar Bergman, sorti en 1953.
・逃げた子犬を追いかける女性はジャンヌ・モロー。「よせ、子供は」と言って彼女の後を追っていく男性はジャン=クロード・ブリアリ。「お迎えの馬車が来たぞ」と叫ぶ(ジャン・ルノワール監督の『黄金の馬車』を意識している)警官はジャック・ドゥミ監督。ヌーヴェルヴァーグ仲間のカメオ出演である。また、遊園地のローターのシーンではトリュフォーの姿が見える。
Le Carrosse d'or est un film franco-italien réalisé par Jean Renoir, sorti en 1953.
そういえば、このあいだのカンヌで
【カンヌ(仏)=深津純子】開催中のカンヌ国際映画祭で14日、「殯(もがり)の森」の河瀬直美監督(39)がフランス映画監督協会の功労賞「黄金の馬車賞」を受賞した。
河瀬監督は97年に同協会が主催するカンヌの監督週間部門に「萌(もえ)の朱雀(すざく)」を出品し、新人賞を受賞して脚光を浴びた。この日の授賞式のスピーチでは当時を振り返り、「受賞の夜、監督週間のディレクターに『今夜は思いきり喜びなさい。でも、明日からは賞のことは一切忘れて新しい映画をつくるんだ』と言われたことが、今も創作の原点。今回の素晴らしい賞も明日からは忘れ、未来に残る映画をつくりたい」と語った。
黄金の馬車賞は、独創的な映画監督をたたえるために02年に創設された。アジア人、女性では初の受賞。これまでクリント・イーストウッド監督やジム・ジャームッシュ監督らが選ばれている。 2009年5月15日asahi.com
ということで、 この「黄金の馬車賞」はフランスの巨匠ジャン・ルノワール監督の映画『黄金の馬車』から名付けられたもの。らしいです。
〆(・愛・ ) ふむふむ。感受、感謝!
おまけ
(・愛・)ノ さぁ、今日の波に乗って行こう!
あ、そうだ今夜はMステ!
おーいえい! 感受、感謝!