2009年5月10日日曜日

おとうさん&メビウス

   
始まるすこし前、階段を上る先生が見えた。

ボクの何列か前の席。

一瞬だけど目が合った。でもそれはボクだけの微分。

メビウスを観る。視界の中に清岡先生。


ボクたちのおかあさんこと、ジュンタ先生の言葉が浮かぶ。

「フランス語を通じてみなさんが世界をdécouvrirする手助けができたら」


整理番号767番。寝坊した分だけ、遠い席より。

LA CLAIRIEREを通じて、ボクは本日世界をひとつ、découvrir!

感受、感謝!

(・愛・)ノ 

と、ここまで書いてLA CLAIRIEREを見に行ったのだけれど、 特に動きがないようなので・・・、もしかしたらボクが見たのは清岡先生じゃないかもしれない・・・。でも、似てたんだよなぁ。



と、いうわけで、本日のメモ。
(メモなので、実際に言った言葉とは多少違いがあるやもしれません。)


メビウス先生の名言メモ:

自分(の描きたいもの)に誠実であることと、市場の要求とのバランス
・今まであったものを乗り越える
・読者とコンタクトを取り続ける
他人に自分を見せることは恐れを伴うものだけれど、面白い

・谷口ジローの東京のレストランの漫画(たぶん『孤独のグルメ』かな?)
・言葉の向こう側を告白する
・人物の内面の描き方



浦沢先生の名言メモ:

・変な言い方だけど、メビウスの(ある絵を観たとき、)「これは僕じゃないか」と思った。
・僕がずーっと、描いて「ここ」に行くって思った。
・僕が描かなくてもいいんじゃないかと思うこともあったけど、それじゃ何もはじまらない。
・集英社文庫のジュール・ベルヌ の表紙

・メビウスの線に「なんとなくの線」はない。この線はココに入らなくちゃいけないという線だけで構成する。
・こういうイメージが頭の中にある。それをいかにあるべき線で表現するか。
・「震える線」もコントロールしたい。
「ゆらぎ」さえもつかさどりたい。



夏目先生の名言メモ:

・コマの切り方、陰影
・古いタイプの車→鳥山明
・ありえないものが見えてくる描線

「線」によって描いているけれど、線を越えてゆく開放感
・簡単には見えない「絵の思想」
・絵にはふたつの種類がある



〆(・愛・ )

・「ゆらぎ」さえもつかさどりたい。
・線が生まれ、それが何かを意味する。「時間経過」。


という話がとくに印象的でした。感受、感謝!

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Naoki Urasawa (浦沢 直樹) est un auteur de mangas né le 2 janvier 1960 dans la ville de Fuchū de la préfecture de Tōkyō. Remarqué dès ses débuts pour son talent, il ne devient réellement célèbre qu'à la fin des années 1980 avec Master Keaton et plus encore au milieu des années 1990 avec Monster puis 20th Century Boys, dont les traductions en français lui ont assuré une grande reconnaissance dans le monde de la bande dessinée francophone.

浦沢 直樹(うらさわ なおき、1960年1月2日 - )は、日本の漫画家。東京都府中市出身。代表作に『YAWARA!』『MONSTER』『20世紀少年』など。
1983年のデビュー以来担当編集者長崎尚志と二人三脚で作品を発表している。コミックスの売り上げは累計1億部を突破している。
定評のある画は、大友克洋の影響を強く受けている事を公言しており、実際に初期の絵柄は大友克洋にそっくりである。コマ割りは『母を訪ねて三千里』などに影響されたという。
1960 - 1970年代のロックのファンで、『20世紀少年』にはその影響が色濃く反映している。特にボブ・ディランの大ファンである。wiki抜粋