2016年4月24日日曜日

映画:『ボヴァリー夫人とパン屋』鑑賞メモ

原題:Gemma Bovery (2014年 フランス作品)
邦題:ボヴァリー夫人とパン屋
原作: ポージー・シモンズ
監督:Anne Fontaine アンヌ・フォンテーヌ
音楽:Bruno Coulais ブリュノ・クーレ

出演:
Gemma Arterton ジェマ・アータートン/Rôle : Gemma Bovery
Fabrice Luchini ファブリス・ルキーニ/Rôle : Martin Joubert
Jason Flemyng ジェイソン・フレミング/Rôle : Charlie Bovery
Niels Schneider ニールス・シュナイダー/Rôle : Hervé de Bressigny 他

気になった挿入歌:
"Can You" Rubin Steiner
"Bambou" Alain Chamfort
"Jimmy " Moriarty

予告編:
https://youtu.be/gJoAVPevyX8

日本公式HP:
http://www.boverytopanya.com/


===以下ネタバレしますのでご注意ください===

いちばん大きなテーマとしては、
パン=生命を意味していること。

映画の中では「パンとワイン」「パンに名前を書く」
そして、ラストシーンなどでわかりやすく描かれています。


以下、気になったシーンや背景描写のメモ書き。

・犬の名前:ギュス=ギュスターヴ・フローベール

・イギリス人夫婦の明るく健康的なイメージでの対比。

・ピーコックブルーの壁の色:
 西洋芸術における「クジャク」のモチーフが意味することは「不死」。ジェマが初めてエルヴェの屋敷を訪れた時にも青いキジ(クジャクはキジ科です)の剥製に触れるシーンがあるのですが、キジの首から上が映っていないため永遠の愛とともに死の伏線も感じました。

・サッカー、エルトンジョン = イギリス

・陶器 = 壊れやすい

・白い陶器と墓前の白い花

・人生が芸術を模倣することもある

・Je ne suis pas cette femmeとNew LIFE

・パンと花火と新しい隣人