講座ノート+復習をメモします。
※要点のみ。実際の講座内容はもっともっとずっと濃いです。
改めてまとめると、とても濃い・・・90分。
第2回
2015/05/23 移民たちの街角(2)
1)多様な国家と移民
2)映画の舞台
1)多様な国家と移民
講義前半は世界の移民の構図について。これは一生もんの知識だなあと思いながらメモをする。これから新聞やネットニュースを読む時に、ひとつの指針となるような話がたくさんあった。
清岡先生の講義をノートに取るとマインドマップのように繋がっていて、自分の旅の手帖に貼りたくなるような地図ができる。(実際にほぼ日手帖の今日のページにぺたっと貼るわけですが)。
キーワードは、
・多様な国家と日本を含む各国の統合原理
・人種のるつぼとサラダボール
・サンデル教授の共同体主義(英米仏の違い)
・ウルトラライトのさらに右側
・ベネディクト・アンダーソンと幻想
・あなたが自由でいたいなら(日本の場合)
・移民の受け入れ方
・エマニュエル・トッドの家族構造(4つの区分)
・憲法9条(とあるフランス人の考え方)
2)映画の舞台
後半は世界の歴史と移民、そして映画の舞台となった街について。
ホワイトアフリカとブラックアフリカの境界線がサハラ砂漠だという説明の時「モアチリエ」という言葉が紹介された。これは先生が学生時代に習って今でもおぼえているという言葉で、内容を詳しく書こうとおもったけれど、これから清岡先生の講義を直接聴く機会のある方たちの楽しみをうばってしまうような気もするので、ここでは書くのを控えます。
後半の後半は映画の話。LA CLAIRIEREにそれぞれ詳しい解説があるので参照して復習。ふむふむ。
▼『最強のふたり』
原題: Intouchables は、否定のin=touchできない、複数形のs=ふたり。触れ合えないふたりの階級の差をあらわしている。cf. LA CLAIRIERE:2012年9月11日火曜日「Intouchables」http://tomo-524.blogspot.jp/2012/09/intouchables.html
▼『地獄の黙示録』
フランス人農園の話。cf.「エキゾチック・パリ案内」P.170
cf. LA CLAIRIERE:2011年9月13日火曜日「Apocalypse Now」http://tomo-524.blogspot.jp/2011/09/apocalypse-now.html
▼『戦争より愛のカンケイ』
パリの東部郊外、バニョレが舞台の映画。cf. LA CLAIRIERE:2012年5月26日土曜日『戦争より愛のカンケイ』http://tomo-524.blogspot.jp/2012/05/blog-post_26.html
▼『ロミュアルドとジュリエット』
パリの東部郊外、バニョレが舞台の映画。コリーヌ・セロー監督。cf. LA CLAIRIERE:2008年10月27日月曜日『そんな恋愛映画』http://tomo-524.blogspot.jp/2008/10/blog-post_27.html
▼『セーヌ河岸』(「パリ・ジュテーム」より)
ナンパのシーンで今のパリの民族事情が描かれている。モスクという設定の場所はカフェの建物。クスクスは日本におけるカレーのような存在。cf.「エキゾチック・パリ案内」P.79
▼『ショワジー門』(「パリ・ジュテーム」より)
寺院と髪型の話。『パリ移民映画』の第4章を読むと復習になる。cf. LA CLAIRIERE:2011年9月27日火曜日「クリストファー・ドイル」http://tomo-524.blogspot.jp/2011/09/blog-post_1341.html
映画とともに解説されていた「外を走るメトロ」については次の記事でまとめます。
感受、感謝。