2012年2月17日金曜日

「トクヴィルの憂鬱」


髙山 裕二 著
トクヴィルの憂鬱
フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生
税込価格 : 2730円 (本体価格2600円)
ISBN : 978-4-560-08173-0
白水社

初めて世代が誕生するとともに、青年論が生まれた革命後のフランス。トクヴィルらロマン主義世代に寄り添うことで新しい時代を生きた若者の昂揚と煩悶を浮き彫りにする。

「大革命後のフランスでは、ナポレオンが失脚した後、社会の枠組みは定型化する。そんな閉塞する時代に生まれたのが「青年論」だった。……そして今、若者論が溢れるこの時代、トクヴィルらロマン主義世代の声は、いっそう切実なものとして響いてくるはずである。」(序章より)