2012年1月3日火曜日

建築8 ロココ

なんで急に建築を?という感じですが、「美」には理由がわかる部分と理由はわからないけどなんだかいい部分があるので、理由がわかる部分は知識として知っておきたいという訳です。様式の「美」はケベックへそして世界へつながっているので、すこしワクワクします。

昨日の建築家の続きで、
ベルサイユの公式HP↓がざっくりまとまっていてわかりやすいです。
http://jp.chateauversailles.fr/jp/history/versailles-during-the-centuries/the-palace-construction/jules-hardouin-mansart-1646-1708

さて、
時代はロココヘ。

Un salon d'inspiration rococo au Metropolitan Museum of Art

ロココ様式

時代:18世紀フランス

ルイ15世;
ポンパドゥール夫人(1721年 - 1764年)
宮廷のサロン文化「ロココの華」

ルイ16世;
王妃マリー・アントワネット
「ロココの女王」( 1755- 1793)


ロココとは、18世紀のフランス室内装飾に後期バロックが表現されたもの。


特徴:貝殻のような木彫装飾。
これをロカイユrocailleといい、ロカイユを用いた内装様式をロココ様式といいます。

「ロカイユ(rocaille )はフランス語で岩を意味するロック(roc)の派生語で、貝殻を塗り込めた砂利のようなもののことであり、もともとは庭園の洞窟風装飾=グロット(grotte)に用いられていた。」
『パリ 名建築でめぐる旅 』p.94

ふむふむ

wikiだと、
・非対称形の抽象彫刻
・ロカイユ装飾の発生は1715年ころから
・ロココという語は元来蔑称であり、同義的な意味で「ルイ15世様式」と呼ぶことが多い。
(・同様にバロックも蔑称であったため「ルイ14世様式」と呼ばれていた)

・ロココ建築以前はオーダーに則った様式が一般的
・ロココ建築ではそのオーダーが用いらなくなった
・バロックよりも淡い色調

ふむふむ

代表建築家は建築8で登場した、アルドゥアン=マンサールの弟子ロベール・ドゥ・コット(1656ー1735)やジェルマン・ボフラン(1667ー1754)。

パリでみられるロココ様式は、
ボフランが内装を手がけ今はフランスの国立古文書館になっている
スービーズ邸館(1737ー39)
L'hôtel de Soubise


Archives Nationales場所はこちら




そして、
ロココは絵画だと、


自画像 Self-portrait, 1751, pastel on paper
モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール(Maurice Quentin de La Tour, 1704年 - 1788年)は、フランスのロココ期の画家。パステルを使った肖像画家として有名で、国王はじめ、宮廷人、知識人などを描いた。『ポンパドゥール侯爵夫人の肖像』は代表作のひとつ。wiki

Portrait de La marquise de Pompadour (1748-55)
Paris, Musée du Louvre
モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥールが描いたポンパドゥール夫人(Madame de Pompadour)の肖像画が盛期ロココ時代の肖像画として有名。


Jean-Jacques Rousseau (exposé au Salon de 1753)
Saint-Quentin, Musée Antoine Lécuyer
よく見る、ルソーのこの絵もそうだったのですね。

2012年1月2日月曜日

建築8 廃兵院

建築家同士の関係を簡単に復習すると、

昨日の、8前編で登場した
ジャック・ルメルシエ(1585ー1654)は、
当時の巨匠、フランソワ・マンサール(1598ー1666)より
ひとまわり年上です。

フランソワ・マンサール
François Mansart, né le 23 janvier 1598 à Paris, au faubourg Saint-Victor où il est mort le 23 septembre 1666, est un architecte français. Il est considéré comme le principal précurseur de l’architecture classique en France.wiki


でも、建築様式としては、

ルメシルエ:
ローマ・バロックの影響を多少は受けている。

フランソワ・マンサール:
端正な後期フランスルネサンスの完成形。
(「マンサード屋根」を広めた巨匠。いずれもう少し詳しく調べたい人物です。)

マンサールの設計したものをメルシエが引き継いで完成させた、ヴァル・ドゥ・グラース修道院聖堂という2人のコラボ作品もあります。



そして、その巨匠・ランソワ・マンサールは、
今日登場する、
ジュール・アルドゥアン=マンサール(1646ー1708)の大伯父にあたるのです。

ジュール・アルドゥアン=マンサール(Jules Hardouin-Mansart,1646年4月16日 - 1708年5月11日)はフランスの建築家。フランソワ・マンサールの兄弟の孫。ルイ14世の主席建築家になった人物である。フランスの後期バロック建築の第一人者の一人であり、ルイ14世の権力と栄光を表す数々の建築物を手がけた。wiki(どことなく似ていますよね。親戚。)


このアルドゥアン=マンサールは、
ヴェルサイユ宮殿「鏡の間」(1678年~)
の建築家として抜擢され、以後ヴェルサイユの建築を手がけます。

ヴェルサイユはざっくり語るには、大物なので・・・


アルドゥアン=マンサールの作品として気になるのは、
ベルサイユの鏡の間と同時期に建設された、

パリの廃兵院(L’hôtel national des Invalides)(1674)の付属教会です。


廃兵院そのもののデザインは、
リベラル・ブリューアン(Liberal Bruant)が設計してますが、
教会堂に隣接した
「サン・ルイ礼拝堂」(1677ー1707)の主要部分は
アルドゥアン=マンサールが手がけています。

フランスバロック建築の代表例といわれている、
「サン・ルイ礼拝堂」

その特徴をみてみると、

○クーポラ
△コリント式
△ドリス式


○クーポラは2層構造
=○金色のクーポラ
=○コンポジット式の双子柱で装飾
クーポラは中からみると3層構造

△第2層 コリント式
△第1層 ドリス式
この1、2層はルネサンス建築ですが、
クーポラがまさにバロック様式なのです。

場所はこちら。

7区ですね。



時代の流れとしておさらいすると、
・「時計のパヴィリオン」(1624、25ー) ルメルシエ
・「CD4N」(1662ー1667、8) ル・ヴォー
・「サン・ルイ礼拝堂」(1677ー1707)アルドゥアン=マンサール

そして、この、
アルドゥアン=マンサールの弟子たちが、後にロココ様式の代表建築家になるわけです。

ロココとは、
18世紀のフランス室内装飾に
後期バロックが表現されたもの。

ふむふむ。
次回はロココを!

今回のところは、『パリ 名建築でめぐる旅 』だとp.64,p.74-,p94,
+wikiの情報と写真などをざっくりまとめています。

2012年1月1日日曜日

明けまして

今年もみなさまにとって
素敵な毎日でありますように!


『ルーヴル宮―パリを彩った800年の歴史』
Jean Claude Le Guillou、飯田 喜四郎、
(大型本 - 1992/8) 新品: ¥ 1,890

だめもとで見にいったら、図書館にあるじゃあありませんか。
わーい。

同じコンビで、

『ヴェルサイユ宮―華麗なる宮殿の歴史 』
Jean Claude Le Guillou、飯田 喜四郎、
¥ 1,890

というのもありますね。