パリ市の守護神「聖ジュヌヴィエーヴ」についてざっくり入門しながら、教会の内部を探索していきます。
▼パリ郊外ナンテールで羊飼いをしていた、少女ジュヌヴィエーヴ。
(サン=テティエンヌ=デュ=モン教会にある彫刻です)
▼ナンテールで、聖ジェルマン(Germanus of Auxerre)にスカウトされパリに。
フン族からパリを守るなど、ジュヌヴィエーヴの導きでさまざまな問題が解決されました。
パリ5区に現存する、ラ・モンターニュ=サント=ジュヌヴィエーヴ通りはジュヌヴィエーヴがお祈りのため通った道だと言われています。
ジュヌヴィエーヴはパリに教会を建てようと計画し、511年、クロヴィス1世が建設を開始、しかし翌512年、ジュヌヴィエーヴは亡くなってしまいます。遺体が安置されたのが、あのクロヴィス塔のサント=ジュヌヴィエーヴ修道院です。
▼現在、ジュヌヴィエーヴはサン=テティエンヌ=デュ=モン教会で眠っています。
▼ jubé ジュベ
Chœur et jubé
サン=テティエンヌ=デュ=モン教会に行くことがあったら見逃せないのが、「 jubé ジュベ」と呼ばれる”内陣仕切り”です。信者が入れる場所と、聖職者のみが入れる内陣を区切る建築様式で、ジュベが現存するパリで唯一の教会が、サン=テティエンヌ=デュ=モン教会なのです。
▼ゴシック建築
正面のバラ窓はもちろん
・この美しい、交差ヴォールト
・パイプオルガン
・フライングバットレス
まだまだ探求したところですが、終わらないので、失礼します。笑
<資料>
・「聖ジュヌヴィエーヴ」についてはこのサイトがとても詳しいですが
・トゥールネル橋の「聖ジュヌヴィエーヴ」について
・パンテオンについては
・ジュベについて