2012年9月4日火曜日

5区:ラブルーストの図書館

 
パリ5区にとても壮麗な図書館があります。
 
1851年に建てられた、「サント・ジュヌヴィエーヴ図書館」です。

La bibliothèque Sainte-Geneviève

La bibliothèque Sainte-Geneviève (BSG) est une bibliothèque située au 10 place du Panthéon, dans le 5e arrondissement de Paris. Elle occupe un bâtiment édifié en 1851 par l'architecte Henri Labrouste à l'emplacement de l'ancien collège de Montaigu, agrandi depuis et classé, avec ses aménagements et décors d'origine, au titre des monuments historiques. wiki
図書館ができる前は、モンテギュ学寮collège de Montaiguだったのですね。ふむふむ。

建築は、パリの国立図書館も手がけてた、


アンリ・ラブルースト Henri Labrouste
ラブルーストを一躍評価されるに至らしめるのは、サント・ジュヌヴィエーヴ図書館で、質素な形態と入念に検討された内部の構成など、ポリクロムと明解さが一体となった優れた建築効果を生む出し、その思想はのちの国立図書館にも継続されていく。その一方で自身の作品にネオグレコ世代に共通する手法である美しい装飾を施す鉄骨や鋳鉄を用いる手法を積極的かつ大胆に採用し、軽快で明敏な空間に仕上げていっている。国立図書館(Bibliotheque Nationale)の書庫は現在でも、修理や補修を行われずに使用されている。wiki
→アンリ・ラブルースト http://fr.wikipedia.org/wiki/Henri_Labrouste

この図書館についてとても詳しいのが、
先日もご紹介しました、上智大学仏文科のサイト

「パリ生活、思い出すことこもごも」小倉博孝
http://www.info.sophia.ac.jp/futsubun/impressions/essaiogura.htm




貴重な初期の活字本や、天文学者アレクサンドル・パングレがこの図書館の司書を努めていたこともあり、古い天文時計や、望遠鏡なども展示されています。